暖地ならば1月下旬、寒地でも2月下旬になると、これまでかたく小さく固まっていた蜂球が次第に緩んできます。さらに気温が高まれば働き蜂たちは巣房の掃除にとりかかり、女王蜂は産卵を開始します。暖かい日中には花粉を運び込む働き蜂も見受けられるようになります。そして、蜂球の中心部では卵が孵化して蛆になり、やがて有蓋蜂児が現れるようになります。この頃になれば一度、内検をする必要があります。 |
初内検の時期 |
越冬群が巣門から出入りするようになり、花粉が運び込まれはじめた頃の快晴無風の暖かい日の朝か夕刻前に行う。 |
初内検で調べること |
・群を維持するだけの蜂数があるかどうかの確認
・貯蜜状況
・女王蜂の安否
・産卵状況
・その他の異変の有無 |
初内検の注意点 |
・点検作業は極力静かに行い、
女王を飛び立たせないように注意する
・素早く短時間で済ませる
・できるだけ少数の巣脾を引き出すだけで
点検の目的を達するようにする |