ドライアイスを使った巣脾の殺菌消毒法 |
平成16年度の改正農薬取締法施行により、これまで空巣脾の殺菌消毒に使用されてきた二硫化炭素が原則的に禁止されることになりました。多くの養蜂家や研究施設が新しい殺菌消毒法を模索していますが、今のところ決定的な方法が開発されていません。こうした中、栃木県の愛蜂家・小松さんが考案した「ドライアイスを利用した巣脾の殺菌消毒法」が、効果的な新方法として情報提供されました。まだ実験データは揃っていませんが、小松さんが実際に試したところ大変有効だったということです。平成16年秋、ミツバチフリークの渡辺さんが実験をしていますので、17年春には実験データを公表できると思います。 |
 |
ドライアイス法の利点 |
1 |
二硫化炭素に劣らない殺菌消毒力がある。(高濃度なら卵も殺せる) |
2 |
毒性がないので安全。(ミツバチへの悪影響がない・室内で作業ができる) |
3 |
薬品でないので入手しやすい。(スーパーなどで購入できる) |
4 |
作業が簡単。(ポリ袋を使うので巣箱を目張りする必要がない) |
準備するもの |
1 |
空巣脾・巣箱・継ぎ箱・隔王板 |
2 |
ドライアイス(スーパーなどで手に入るものは粉末状で1袋30円。販売店で購入すると1キロ550円) |
3 |
大型のポリ袋(継ぎ箱を使用するので、厚みがあり丈夫な漬物用の袋がピッタリです) |
4 |
巣脾を保存する容器(衣装箱や漬物用の容器など) |
5 |
ホワイトテープ |
ミツバチフリーク・渡辺さんによる「小松式ドライアイス殺菌消毒法」の実験 |