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ベランダにいる分蜂群はなんらかのトラブルに見舞われているようです。今起きている状態をご理解いただくために、「分蜂」というミツバチ独特の生態をおおまかにご説明いたします。
花の蜜が溢れる5月〜7月にかけてミツバチの群は5万匹以上に増大します。このとき新しい女王蜂が誕生して、古い女王蜂は半分ほどの働き蜂を引き連れて新天地を求めて飛び立ちます。これが「分蜂」と呼ばれるものです。つまりミツバチが増殖するための手段が「分蜂」というわけです。
女王に従って巣を後にする働き蜂たちは、このときお腹いっぱいに蜜を吸い込んで出発します。(分蜂中の蜂が大人しいといわれるのはお腹がいっぱいだからです)分蜂群は、しばらくは元の巣の近くの木の枝などに群となってぶら下がります。これを団垂(だんすい)といいます。団垂している間に、偵察蜂が新しい棲家を探しにでかけ、首尾よく見つけると一斉にそこへ向かって飛び去っていきます。
ベランダにいる分蜂群は、元巣を出たあと1回団垂し、新しい棲家へ行く途中でなんらかのアクシデント(天候の急変、外敵の襲撃など)があって、ベランダに緊急避難したのではないかと思われます。その後天候不順や飢餓、女王の事故死など、不測の事態が重なり、新天地へ飛び立てないように思われます。
蜂が大量に死に始めているのは、分蜂してから1週間も経つため、腹いっぱい溜め込んだ蜜も食いつくし、餓死し始めているのかも知れません。これも厳しい自然界の出来事で、残念ですがこのままですとたぶん全滅すると思われます。
効果があるかどうかわかりませんが、砂糖と水を1対1の割合で混ぜた砂糖液を作り、丼などの器に入れて近くに置いておくと蜂が吸って元気になるかも知れません。ハチミツがあるようならハチミツに水を加えて(4対1の割合)与えてみてください。こちらの方が効果があります。 |